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熟年離婚、その後。

生き別れで正解?

両隣りとのお茶会は予定していた2時間の倍・・・
つまり11時まで、4時間も喋りまくってしまった。
警戒していた元旦那の話はほとんど出ず
以前からのこの街の様子やご近所さんの話など
とても楽しい話ばかりだった。

初めてお邪魔したお隣Hさん宅は
予想していた通り、ものすごく広く立派なお家だった。
そんな家に現在は奥さんがたった1人で住んでいる。
どちらのお隣さんも
6年前、3年前にそれぞれご主人を亡くされたが
未だに引きずっていることが良く分かった。

先にご主人を亡くされたNさんは
同じ立場の友人からラジオがいいと教えられ
それからは必ずラジオをつけっ放しにして寝るそうだ。
そのおかげで夜中に目が覚めても
寂しさに負けず、バカなことも考えずにいられると言う。
ご主人が亡くなってかなりの間、1人で家にいることができず
朝早くに出かけては図書館で時間をつぶしたり
あちこちウロウロしては夜まで戻らなかったそうだ。
今でも自分にまで気を使うパワーは無く
髪の毛もずっと染めていないと言っていた。

同じようにHさんもかなり長く不眠が続いたそうで
Nさんに教えられ、やはりラジオと共に寝ていると言う。
今は趣味のお稽古に打ち込むことで元気を取り戻したが
それでも気がつけば
子供のいない自分は一人ぽっちだと凹むらしい。

そしてそんな2人が声をそろえて私に言った。
「だからあなたは生き別れで良かったわよ」
・・・・・・。
それって誉められてるんだか何なんだか
私は言葉に詰まった。

生き別れ・・・。
それがいいかどうかは私にも分からない。
確かに「死」という形で別れを迎えるのは悲しいことだろう。
けれど、そこまで寄り添えたお2人は
私に言わせれば幸せなのではないかと思う。
どう考えるかは価値観の問題だ。

Hさんは先祖代々、ここに住んでいるそうだ。
元は我が家とNさん宅の土地もHさんの土地だったと言う。
それから色々あって我が家部分には社宅が建ち
その後は取り壊されて駐車場になっていた。
私が最初、ここの場所を見に来たのはその時である。
何だかこの界隈の歴史を知ることができ
そういう意味でも楽しいお茶会だった。

元旦那がいたら考えられもしなかったお茶会。
何だか得した気分である。
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by arnulfstr | 2011-09-12 14:04